JR東日本が2016年に導入する豪華寝台(クルージング)列車の概要

 
 JR東日本が2016年に導入を検討している豪華寝台列車(クルージング列車)の概要を公表した。
 超豪華列車であるが電車方式となる。電化区間は架線から集電を行い、非電化区間は自車に搭載された発電機で発電した電気でモーターを駆動させて走行する。そのため電化区間であろうが、非電化区間であろうが入線出来る。
 1編成は10両編成ではあるが、全室がグレードが異なるスイートになる。食堂車とラウンジカーが加わることもあり、編成全体の定員が35名になるという。
車両の外観および内装は、日本人で初めてポルシェをデザインし、最近ではE6系のデザインも手がけた奥山清行氏が担当するという。
 これまでのJR東日本のデザインは、「安っぽい」と、利用者から不評であった。255系電車やE351系電車などは顕著だろう。だがここ数年、車両のデザインに力を入れ始めた。
豪華クルージング列車が電車方式で製造されることから、寝台特急「あけぼの」「北斗星」の車両更新も電車で行う可能性が高くなった。これらの列車も車両更新を行い、存続させて欲しい。北海道新幹線の開業後も、青函トンネル内の走行速度が140km/hになるため、寝台特急などは存続する公算が大きい。

今後であるが、今回のような全室がスイートでは、一般庶民には手が届きにくい。全車A寝台車でも良いので、シングルデラックスや開放型当たりも組み込んだ寝台列車(クルージング列車)も登場して欲しいと思う。