YOKAROバスという会員制バスの問題点

 
 九州では、「YOKARO」という胡散臭いバス事業者が出現しているそうです。ツアーバスとは異なり、会員制を採用しているのが特徴である。年会費5,000円(ネット予約以外は5,500円)を払い会員になると、7路線ある自社の全線が乗り放題になるという、常識で考えられないような話である。
この会社は、元々は平戸観光が目的で設立された観光バス会社だったらしいが、会員制を採用して高速バスを運行するようになった。
 以下にこの会社の概要や評判を書いたが、まず客を客とも思わない乗務員の対応や、中古バスを購入したにも関わらず整備不良の運行、乗り場付近での乗客誘導の不備など、数えきれないぐらいサービスおよび人道上、安全上、問題のある運行やサービスが実施されている。博多へ着いたバスが、30分後に違う乗客を乗せて折り返すダイヤなど、先ず無茶苦茶である。同じ運転手が運転するのだから、長時間労働であると同時に、ダイヤが乱れた際に定時運行が出来ないため、ダイヤに信用が持てない。
 30分後に折り返すダイヤなどは、完全にLCCのマネである。安い運賃で利益を最大化しようとするとバスの運行効率を上げなければならない。正しく効率一辺倒なサービスである。

 昨年4月、陸援隊という会社が運行するツアーバスが、29人が死傷する大事故を起こし、問題となったため、今年から新高速乗合バスという制度が設けられ、7月末までに施行が完了すると聞く。このような運行体制では、大事故の心配がある。
「YOkARO」は、新高速乗合バス事業への移行するか、それが無理であれば市場から撤退することも考えなければならない。国土交通省も、「会員制」などという抜け道は、黙認してはならない。
 最後に利用者も、ツアーバスや会員制バスは、安い分だけ運転手などに過度の負担が強いらせている事実を知ると同時に、実際の運行は下請けや孫請けに委託させているため、忘れ物などをした際の対応が不十分であるということを認識した上で、利用して欲しいと思っている。安いということは、それだけリスクもあるのである。
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